危険なほめ方
未分類よく「子どもをほめて育てよ」と言われますね。
私たち、七田式教育でも「お子さんをほめて育てましょう」とお話ししています。
なのでお子様をほめられるご両親が多いのではないでしょうか。
そんなとき、結果や成績、子ども自身をほめていないですか?
そのほめ方で、その後の子どもの姿が変わるとしたら、
ほめると、努力しなくなって、成績が下がるとしたら・・
今日はそんなお話しです。
キャロル・S・デュエックは、『「やればできる」の研究』で
危険なほめ方として、次のような実験を紹介している。
思春期初期の子どもたち数百人を対象に、非言語式知能検査のかなり難しい問題を10題をやらせた。
その後二つのグループに分け、一方には能力をほめた(「まあ8問も正解よ。よくできたわ、頭がいいのね」)、もう一方のグループでは、その子の努力をほめた(「まあ8問も正解よ。よくできたわ。がんばったのね」)
グループ分けした時点では、両グループに成績の差は無かったが、ほめるという行為を行った直後から、両グループの間に差がで始めた。

能力をほめられると、「できる自分」を崩したくなくて、新しい問題にチャレンジしようとしなくなり、学習の機会を逃してしまった。
また難問で成績が落ちると、自信をすっかりなくし、やさしい問題になっても、下がった成績は回復せずに、スタート時点より成績は下がってしまった。
反対に、努力をほめられると、新しい問題に積極的に取り組み、難問で成績が落ちても「努力がたりないからだ」と思って「もっと頑張らなくちゃ」と努力し、スタート時点より、成績が上がった。
教室でもよく「子ども自身をほめない」「結果ではなく、その過程をほめる」とお話ししますが、科学的にも実証されていたんですね。
どうか、これを参考に子どもの努力を褒めてあげてください。
最後まで読んでくださってありがとうございました

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